あいつじゃなくて俺を見ろ
へ?なんでいるの?

そこには木の影で見えなかった星君がいた


思わず駆け寄って


「なんでいるの?
 断ったよね?もしかして…きゃ」


へ?今何が起こってんの?
え?え?え?
私抱きしめられてる〜?


「ど、ど、ど、どうしたの?星君!」


「お前、噛みすぎ
 来てくれないかと思ったけど、
 やっぱり来てくれたな」


や、ちょっと意味わかんない。
心臓がバクバクいい過ぎて、このままじゃ星君に聞こえちゃうよ


そう思ってたけど、抱きしめられてた腕から離されると、それはそれで寂しいって感じてしまった
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