あいつじゃなくて俺を見ろ
やっと決心がついたんだ


私の中で告白しなきゃっていう決意が…


「星くーん、待って」


私が大声を上げると、靴箱の近くにいた星君はびっくりした顔でこっちを見ている


「ごめんね、引き止めて…
 ちょっと話があって…」


「なんだよ。
 俺、早く帰りてぇんだけど」


そうだよね。早く言わなきゃ


「えっとね、私…」


「なんだ、もしかしてあれか?
 なんで学級委員になったのに真任せな
 んか、聞きたいんだろ?」


ちょっと違うんだけど、確かにそれも気になってた…


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