あいつじゃなくて俺を見ろ
ギクッッ


まぁそうなんだけど


そんなこと聞いてくるなんて


思ってなかったんだもん


すると、


佐久間君は


「へ〜言わないんだ
 まぁいいよ早く言わないと
 キスするから」
 


一歩一歩私との距離を詰めてくる佐久間君


嘘でしょ!?


どうしよう?


なんで急に!!


って混乱してる場合じゃない


早く誤魔化さないと


私の心臓が爆発しちゃうよ〜


そんな思いは虚しく


私も後ずさりをして


なんとかこの状況から逃げようと


試みたが


あっという間に壁に


追い詰められてしまった
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