eternity
第6章
~side 柳也~
4月22日
俺は今、親父に会いに京都行きの新幹線に乗っている。
もちろん1人でだ。
母さんも行きたいと言っていたが俺は別に親父と仲良く話し合いをするつもりはなかったので母さんにはついてこないでほしいと言ってきた。
母さんは寂しがっていたが親父と言い争いをするかもしれないところに連れて行くわけにはいかない。
だから俺は1人で親父に会いに行く。
あいつは母さんの話では母さんより、仕事を選んだということになっている。
そもそも仕事のために離婚を申し出たということ自体怪しい。
さらに言えば今さら寄りを戻そうというのは何でだ?
それらのことを聞くつもりだけど嘘をつかれる可能性だってある。
そもそも俺なんかには何も話してくれないという可能性だってないわけじゃない。
柳也、弱気になるな。
あいつは母親を見捨てたやつだ。
弱気になればそこに漬け込まれるかもしれない。
4月22日
俺は今、親父に会いに京都行きの新幹線に乗っている。
もちろん1人でだ。
母さんも行きたいと言っていたが俺は別に親父と仲良く話し合いをするつもりはなかったので母さんにはついてこないでほしいと言ってきた。
母さんは寂しがっていたが親父と言い争いをするかもしれないところに連れて行くわけにはいかない。
だから俺は1人で親父に会いに行く。
あいつは母さんの話では母さんより、仕事を選んだということになっている。
そもそも仕事のために離婚を申し出たということ自体怪しい。
さらに言えば今さら寄りを戻そうというのは何でだ?
それらのことを聞くつもりだけど嘘をつかれる可能性だってある。
そもそも俺なんかには何も話してくれないという可能性だってないわけじゃない。
柳也、弱気になるな。
あいつは母親を見捨てたやつだ。
弱気になればそこに漬け込まれるかもしれない。