ベタ恋!〜恋の王道、ご教授願います〜
あんなに怒りっぽくなった牧田先輩、一体どうしちゃったんだろう。
桐島課長が異動してから、顔色が変わった気がする。
桐島課長と以前、何かあったんだろうか。
スケジュールをみても、さすがにおしてしまっては社内に迷惑がかかる。
そのなかで通常の総務の仕事もしていくとなると、かなりの負担になる。
牧田先輩はそこをつめてスケジュールを考えてくれていたけれど、不測の事態になるのを予測してスケジュールを練っていたはずではないのか。
わたしが新人だった頃、ミスをしていてもそれを見込んで2、3日の猶予はあったはずなのに。
手分けをしてパソコン内に残っていたデータをかき集め、再入力し直し、未入力となってしまったデータに関しては染谷さんや桐島課長が中心となってやり直していた。
桐島課長と染谷さんと顔を突き合わせ相談しながら仕事をすすめていて羨ましい気持ちもあった。
そうすれば少しでもわだかまりが減って桐島課長と近づけるけれど。
まずは目の前にある片付けなければいけないやり直しのデータとにらめっこするしかないか、と桐島課長を気にしつつ、仕事を消化させていった。
仕事を進めていくにつれ、染谷さんにも責任感というのが芽生えはじめてきたのか、今までは若い社員にありがちなまだ大学生気分がとけきれていない独特の雰囲気があったけれど、顔つきがしっかりしてきたというか、引き締まったように感じられた。
桐島課長が異動してから、顔色が変わった気がする。
桐島課長と以前、何かあったんだろうか。
スケジュールをみても、さすがにおしてしまっては社内に迷惑がかかる。
そのなかで通常の総務の仕事もしていくとなると、かなりの負担になる。
牧田先輩はそこをつめてスケジュールを考えてくれていたけれど、不測の事態になるのを予測してスケジュールを練っていたはずではないのか。
わたしが新人だった頃、ミスをしていてもそれを見込んで2、3日の猶予はあったはずなのに。
手分けをしてパソコン内に残っていたデータをかき集め、再入力し直し、未入力となってしまったデータに関しては染谷さんや桐島課長が中心となってやり直していた。
桐島課長と染谷さんと顔を突き合わせ相談しながら仕事をすすめていて羨ましい気持ちもあった。
そうすれば少しでもわだかまりが減って桐島課長と近づけるけれど。
まずは目の前にある片付けなければいけないやり直しのデータとにらめっこするしかないか、と桐島課長を気にしつつ、仕事を消化させていった。
仕事を進めていくにつれ、染谷さんにも責任感というのが芽生えはじめてきたのか、今までは若い社員にありがちなまだ大学生気分がとけきれていない独特の雰囲気があったけれど、顔つきがしっかりしてきたというか、引き締まったように感じられた。