サヨナラケイジ
1、
あれから何日かが過ぎた。
結城からの連絡は、ない。
ま、いいけど。
友季子はしょっちゅう橘と連絡を取り合っているらしい。
なんだか、『いい感じ』とのこと。
ま、いいんだけどね。
「なんか元気なくない?」
隣の席の宮崎悠香が話しかけてきた。
今は、ちょうど昼休み。
みんなお弁当を食べ終わって、おしゃべりに忙しい時間。
教室の中には笑い声や男子の雄叫びなど、いろんな音がうずまいている。
友季子は、『橘と電話しにいってくる』と言って出て行ったまま帰ってこない。
「別に、全然元気だよ」
笑ってみるけど、実際私は元気がない。
てか、モヤがかかったみたいにスッキリしない気分が続いている。
それは間違いなく、結城のせいであって。
「そう? なんかヘンだよ」
あれから何日かが過ぎた。
結城からの連絡は、ない。
ま、いいけど。
友季子はしょっちゅう橘と連絡を取り合っているらしい。
なんだか、『いい感じ』とのこと。
ま、いいんだけどね。
「なんか元気なくない?」
隣の席の宮崎悠香が話しかけてきた。
今は、ちょうど昼休み。
みんなお弁当を食べ終わって、おしゃべりに忙しい時間。
教室の中には笑い声や男子の雄叫びなど、いろんな音がうずまいている。
友季子は、『橘と電話しにいってくる』と言って出て行ったまま帰ってこない。
「別に、全然元気だよ」
笑ってみるけど、実際私は元気がない。
てか、モヤがかかったみたいにスッキリしない気分が続いている。
それは間違いなく、結城のせいであって。
「そう? なんかヘンだよ」