シンデレラとサッカー王子


大臣
「王子っ、危なーい!!」


王子
「離れてっ!!」


シンデレラ
「あ、はいっ!!」


王子様はシンデレラを遠ざけてから、
黒づくめの後頭部を
思いっきり殴りつけ倒しました。


シンデレラ
「王子様、強ーい!」


王子
「日頃、武道も習わされてるから」


シンデレラ
「へぇ~王子様って
そんなこともするんだー……
あっ、王子様後ろっ!!」


王子
「えっ!……」


油断した隙に、
後ろからもう一人襲ってきたのです!

すると……


シンデレラ
「王子様、伏せて!!」


その言葉通り王子様が伏せると、
シンデレラはダッシュで駆け寄りました。


シンデレラ
「どりゃあー!!」


そして王子様を台にして飛び越えると、
そのまま黒づくめに
ドロップキックをかましました。

美しい容姿とは
裏腹なことをしたもんだから、
みんな唖然……。


シンデレラ
「王子様!大丈夫ですか!?」


王子
「は、はい。大丈夫ですが……
あなたは本当に一体……何者ですか?」


シンデレラ
「……言ったじゃないですか。
ただの一般庶民ですって♪
どうやらいろいろコキ使われているうちに、
運動能力も鍛えられたみたい。
お母様達に感謝しなくちゃ♪」


黒づくめ
「くっそー……みんな怯むな!!
行くぞーっ!!」


黒づくめ集団はわぁーっと
一斉に襲い掛かってきました。

すると兵士も、家来も、メイドも、
そして参加者達まで、
お城を守ろうとみんなで参戦しました。

そんな中で、
シンデレラと王子様の息のあった
アクロバティックなコンビネーションには、
黒づくめ集団も苦戦を強いられました。


王子
「なかなかお強いですね!」


シンデレラ
「王子様こそ!」


そして、ようやく全員倒すことが出来ました。

みんな、お城を守れて大喜び!
やったやったーー!

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