シンデレラとサッカー王子
シンデレラ
「あっ、もしかして……
『自分達が選ばれるかも~!』
って、思っちゃったりしてんの?
アハハッ!ムリムリ~!
その顔なのに?その意地悪い性格なのに?
こんなの選んだら、
王子様のセンスを疑っちゃ~う!」
シンデレラは言いたいだけ言い、
お腹を抱えて笑い転げました。
ごもっともなことを言われてしまった
継母達は、
逆に悔しい想いをしてしまいました。
さぁどうする?継母達。
一番目の姉
「……あー。そういえば舞踏会では、
ゴージャスな『ごちそう』が
出るんだっけなぁー」
『ごちそう』と聞いて、
シンデレラは笑うのをピタッとやめました。
シンデレラ
「……ごちそう?マジで?」
実はシンデレラは、
食べることが大好きだったのです。
シンデレラが食いつくと、
継母達の逆襲が始まりました。