シンデレラとサッカー王子
シンデレラ
「はぁ~。びっ……びっくりしたぁ……
ん?お姉さん……だぁれ?」
シンデレラは、
ようやく魔法使いの存在に気づきました。
魔法使い
「私は魔法使いで~す」
シンデレラ
「魔法使い?」
魔法使いは、
この場を仕切り直すことにしました。
魔法使い
「あぁ、かわいそうなシンデレラ。
舞踏会に行きたいんでしょ?」
シンデレラ
「うん、行きたい」
魔法使い
「そうよね。行って、
王子様と一緒に踊りたいわよね」
シンデレラ
「いや、踊りよりごちそうが食べたい。
世界の三大珍味」
魔法使い
「…………そっち?まぁいいか。
では私が、お城へ連れていってあげましょう」
シンデレラ
「えっ!マジで!?」
魔法使い
「マジで♪」
シンデレラは「ヒャッホー♪」と
テンションアゲアゲで喜びました……
が、肝心なことを忘れていました。