ラブ アゲイン
pm3:00
入社式を滞り無く終え、新人研修の合間、一息つこうかとキーボードを打つのを止め、首をコキコキ鳴らす。
「白鳥先輩、次、何したらいいですか?」
今年も指導係の白鳥菜々に、社会人一年生が指導を仰ぐ。
「取り敢えず、お茶にしましょうか」
菜々は『コーヒー入れますけど…?』
とフロアに問い掛ける。
一年生を従え、給湯室へ向かう。
「今は誰が当番とかないから。
とにかくこのフロアのみんなの顔と名前覚えなきゃね。後、コップも。」
菜々は食器棚から少し大きめのお盆にカップを出しながら、暫くは一年生がお茶当番を買ってでるようアドバイスする。
「はい、頑張ります。
えっと、ブラックなのは…課長と…」
一年生は少し眉を下げながら、カップの持ち主と、コーヒーの好みを前に渡したメモを確認していた。
私も新人の頃はこんなだったなぁ、って、去年も同じ事思ってたなぁと、ひとり頭の中で繰り返す菜々に、外線が入った。
「白鳥さ〜ん、受付から外線みたい」
「了解〜」
一年生に後は任せて、デスクに戻る。
『白鳥さんに外線3番、佐久間様からです』
佐久間?誰だっけ
「ありがとうございます。
……お待たせして致しました、白鳥でございます」
白鳥は取引先に佐久間という人物が居たか記憶を手繰りながら電話に出た。
「白鳥先輩、次、何したらいいですか?」
今年も指導係の白鳥菜々に、社会人一年生が指導を仰ぐ。
「取り敢えず、お茶にしましょうか」
菜々は『コーヒー入れますけど…?』
とフロアに問い掛ける。
一年生を従え、給湯室へ向かう。
「今は誰が当番とかないから。
とにかくこのフロアのみんなの顔と名前覚えなきゃね。後、コップも。」
菜々は食器棚から少し大きめのお盆にカップを出しながら、暫くは一年生がお茶当番を買ってでるようアドバイスする。
「はい、頑張ります。
えっと、ブラックなのは…課長と…」
一年生は少し眉を下げながら、カップの持ち主と、コーヒーの好みを前に渡したメモを確認していた。
私も新人の頃はこんなだったなぁ、って、去年も同じ事思ってたなぁと、ひとり頭の中で繰り返す菜々に、外線が入った。
「白鳥さ〜ん、受付から外線みたい」
「了解〜」
一年生に後は任せて、デスクに戻る。
『白鳥さんに外線3番、佐久間様からです』
佐久間?誰だっけ
「ありがとうございます。
……お待たせして致しました、白鳥でございます」
白鳥は取引先に佐久間という人物が居たか記憶を手繰りながら電話に出た。