もう1度...
ピピッピピッ!!カチッ。

「ん~。なんか懐かしい気がしたけど気のせいかなぁ?」

私は、青葉高校に通う2年の鈴木蒼。
趣味は読書など。
まぁ、どこにでもいる普通の高校生です。

「お母さん。行ってきまーす!」

「行ってらっしゃい。あ、そうだわ!」

「なに~?早くしてよ。急いでるんだから」

「はいはい。これ、お隣の新くんに渡してくれる?」

「なにこれ?てかなんで私が?」

「学校、同じなんだしいいじゃない。ほら、早く行かないと遅刻するわよ。」

「はいはい。いってきます。」

(ガラガラガラ....)

『あっ!』

「新。おはよ。」

「.....」

「あの、これお母さんが。新にって。」

「.....」

「それじゃ。またね。」

「やっぱ、口開かないし。」

私、いつから新と喋ってないんだろう?昔はすごい仲良かったのに。
なんで、急に話さなくなったんだろう。
新は私の事嫌いなのかな?

「って、なに気にしてるんだろ私。」
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