あなたの傍に居させて
「そないに聞きたい?どこ行ってたか?」


反対に質問され、この話はここで終息を付けたくて、


「いえ、失礼しました。その手を退かせてください。」


と、願い出た。

他の女の所に行った話なんか聞きたくもない。

ましてやその女にすぐに飽きたことも。


ゆっくりと手は退かされ、これで解放されたと思った刹那、社長に肩を掴まれ、ゆっくりと社長の方へと向かされた。


そして一気に距離を詰められ、身動きの取れない状態になった。


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