あなたの傍に居させて
「京香さん、こっちへ。」
「えっ・・・・・?」


どうして高橋専務の横に座らされるのかもわからないまま、高橋専務の指示に従おうと、神城社長から離れる。


と、掴まれた腕。グッと引き戻されたのは神城社長の手。

グラっとバランスを崩し、神城社長の方へと倒れ込んだ。


「すみませんっ」

「えぇ、こっちや、早よ座り。」


高橋専務の顔を窺いみて、神城社長の横に座る許可を得る。


軽く頷く高橋専務に自然と笑みが零れる。


と、神城社長の横の席を引かれた。


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