あなたの傍に居させて
初めっから私はあなたに堕ちてたのに。


あなたを見つけた時から私はあなたに堕ちてた。


その猫背な背中もひらひら靡く髪も、誰のものでもない、私のもの。




「俺に堕ちたら最後、離さへんで、覚えとき。」




その弧を描いてる唇も。


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