好きだけど、近づかないでくださいっ!
「・・・あ、あのシュークリーム、課長のだったんですか。た、食べませんよ。ひ、一つしかなかったのに」
声が若干、裏返ったけれどなんとかごまかせただろう。
でも、気のせいだろうか。カツンカツンと革靴の鳴る足音が近づいてきているのは。
「・・・それ、お前のために買ってきたんだぜ。わざわざ昼休みに。好きだろ?」
な、なんですと?私のために買ってきた?しかもいつもと口調が違う課長。
「わ、私のために?な、なんでですか?」
この際、吃るのは仕方がない。何とか会話を終えて、部署に戻らなくては持たない。またお腹の底が熱くなってきた。
「さっき、怒鳴ったからな。それにちょっとお前の様子が気になったから。なあ、俺のこと避けてないか?」
「さ、避けている?」
思いっきりバレていた。そりゃそうか。
今まで普通に接していた部下が急に目も合わせようとしなければ突然、態度が悪く変わったわけだし気がつくか。
声が若干、裏返ったけれどなんとかごまかせただろう。
でも、気のせいだろうか。カツンカツンと革靴の鳴る足音が近づいてきているのは。
「・・・それ、お前のために買ってきたんだぜ。わざわざ昼休みに。好きだろ?」
な、なんですと?私のために買ってきた?しかもいつもと口調が違う課長。
「わ、私のために?な、なんでですか?」
この際、吃るのは仕方がない。何とか会話を終えて、部署に戻らなくては持たない。またお腹の底が熱くなってきた。
「さっき、怒鳴ったからな。それにちょっとお前の様子が気になったから。なあ、俺のこと避けてないか?」
「さ、避けている?」
思いっきりバレていた。そりゃそうか。
今まで普通に接していた部下が急に目も合わせようとしなければ突然、態度が悪く変わったわけだし気がつくか。