好きだけど、近づかないでくださいっ!
俺様の秘めた過去
配達先は、隣県のかなり田舎よりで工場を出て一時間半ほどのところだった。
小さな公民館。本当にこんなところに必要なのかすらわからない。
課長に下りるよう促され、外に出ると公民館の中からパタパタと走ってくる音が聞こえてきた。
「本当にこんなところにまで、すみませんね」
「いえいえ。お役に立てたのなら光栄です。これ、中に運べばいいですかね?」
私がぼーっとしている間に課長はそそくさとバックドアを開けて段ボールを抱えていた。
中から出てきたのは、エプロン姿の四十代くらいの女性。課長に駆け寄り、持ちますというも、課長は運びますとスリッパに履き替え、中に入って行った。
「どうぞ、中に入ってください」
女性にそう促され、私も中に入ることにした。
小さな公民館。本当にこんなところに必要なのかすらわからない。
課長に下りるよう促され、外に出ると公民館の中からパタパタと走ってくる音が聞こえてきた。
「本当にこんなところにまで、すみませんね」
「いえいえ。お役に立てたのなら光栄です。これ、中に運べばいいですかね?」
私がぼーっとしている間に課長はそそくさとバックドアを開けて段ボールを抱えていた。
中から出てきたのは、エプロン姿の四十代くらいの女性。課長に駆け寄り、持ちますというも、課長は運びますとスリッパに履き替え、中に入って行った。
「どうぞ、中に入ってください」
女性にそう促され、私も中に入ることにした。