好きだけど、近づかないでくださいっ!
そのことを電話で伝えると、俺様はご立腹。

けれど、那月が知り合いの人にもらった水族館の割引チケットが月末だったのと、私に彼氏くんを紹介したいからと言ったら渋々、了承してくれた。


「その代わり、帰ったら別行動だからな」

子どもみたいなことを言う俺様。
そりゃあ脳もあの子どもっぽい俺様とこの素敵な課長を同一人物だとは理解し難いわけだ。



お昼休み、那月とランチを食べながら明日の話をして、職場に戻ってくると
珍しく、課長の席を三名の女性が囲んでいた。


あまり、見ているとまたスキサケが発動するから女の子を凝視して、その様子を確認する。


そういえば、今日は支社から何名かの営業と営業事務が勉強会に来ていた。その人たちかもしれない。
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