好きだけど、近づかないでくださいっ!
「お前が俺を勝手に分けるからだよ。だから、お前が克服するまで課長の俺はお前のものじゃない。それにしても、俺ってモテるんだな。どうする?あんまり時間がかかるとこんな風に俺から離れてしまうかもしれない」
シュシュの中でゆっくり、離された手。まだ、触れ合ってはいるものの課長がその手を抜いてしまえは、もう触れ合えない。
苦しい、熱い、痛い。
でも、離れたくない。
少しずつその輪の中から抜けようとしている課長の手を今度は私から指を絡ませてギュッと握った。目には涙を浮かべながら。
「よく、頑張りました」
苦しいけれど見ていたくて彼の視線から目をそらさずに、いたら嬉しそうにちょっとはにかんだ笑顔。そして逆の手で頭をポンポンと撫でられた。
「・・・頭、勝手に他のやつに触らせてんじゃねえよ。これは俺のものだろ?」
「・・・私は、あなたのものじゃないんでしょ?懇親会だって本当は行きたかったくせに」
「懇親会?!あーあんなの行くわけないだろ。お前が残業申請しなきゃ俺が依頼してたわ。懇親会なんかよりも二人っきりの残業のほうがずっと、価値あるしな」
シュシュの中でゆっくり、離された手。まだ、触れ合ってはいるものの課長がその手を抜いてしまえは、もう触れ合えない。
苦しい、熱い、痛い。
でも、離れたくない。
少しずつその輪の中から抜けようとしている課長の手を今度は私から指を絡ませてギュッと握った。目には涙を浮かべながら。
「よく、頑張りました」
苦しいけれど見ていたくて彼の視線から目をそらさずに、いたら嬉しそうにちょっとはにかんだ笑顔。そして逆の手で頭をポンポンと撫でられた。
「・・・頭、勝手に他のやつに触らせてんじゃねえよ。これは俺のものだろ?」
「・・・私は、あなたのものじゃないんでしょ?懇親会だって本当は行きたかったくせに」
「懇親会?!あーあんなの行くわけないだろ。お前が残業申請しなきゃ俺が依頼してたわ。懇親会なんかよりも二人っきりの残業のほうがずっと、価値あるしな」