やまのさいばん
はやしの なかへ はいっていくと、
はっぱが ひらひら あたまの うえに おちてきました。
がさがさ しげみを かきわけていくと、
くりのみが ふたつ ぴかぴか ひかって
おちていました。
「みいつけた みいつけた。」
こころは くりのみを ふたつ ひろって
ぽけっとに いれました。
ふりかえると、きの あいだから
みずうみが あおく みえました。
「だいじょうぶ だいじょうぶ。 あおい
みずうみが みえるんだもの。」