完璧なカノジョの秘密


「どうして、これ……」

ジャージを持ったまま、私は我妻君を呆然と見つめた。

すると、我妻君は片手で顔を覆い、そっぽを向いている。


「あ、あのなぁ…お前、気づいてないかもだけど、透けてんだよ!」


「あ……」


見下ろすと、自分の下着がうっすらと透けて見えている。

それを見て、我妻君は……。


「まさか、照れてるの?」


だって、耳は赤いし、そんなあからさまな…。

こんなイケメンなら、モテるでしょうに。


「目の毒だ!照れてねぇから!」


いや、明らかに照れてる。

いやぁ、意外、人は外見によらないものね。












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