Everlasting true love♡♥Ⅱ
乃愛瑠に聞いた。
なぜ俺を恨まないのか。



乃愛瑠は


乃「恨んでないわけじゃない。
  でも、叔父さんは私と同じだから。
  恨みたくても恨めない。

  それにね、私は父さんや、姉さんが
  死んだことよりも、
  母さんが私を殺したいほど
  憎んでいることの方が悲しいの。」


と言った。
死んでしまったからもう遅い。
と簡単にあきらめたようだ。


兄や芹菜は誰かが傷つくと泣き、落ち込む。

いや、これが普通の人間だと思う。

でも俺は昔から他人のことにはまったく興味がなく、誰が傷つこうが死のうがどうでもよかった。
兄が死んでむしろ喜んだ。

乃愛瑠も同じ。
同じでなくても似ている。

敵である俺にも普通に甘え、涙を流せばそれは母のこと。

父や、姉はもう興味がないようだった。


壮「父や姉が死んで悲しい?」

乃「・・・なんで?」

笑ってそう言った。





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