Everlasting true love♡♥Ⅱ
乃「光輝・・・。」


あの時の男の子・・・
なんで忘れてたんだろう。
笑顔がそのままじゃない・・・。

でも仕方ないよね・・・
あの頃と全然違う
逞しい体に大きくなった手。
あたしと変わらなかった身長は今はとても高い。
声も低く落ち着いていて何より頼れるぐらい強くなった。



ちゃんと成長してるんだね・・・。





そう思うとよけいにここにいてほしくない。
あたしを見てほしくない。


あなたを見たくない。


こんな真っ直ぐなあなたを見たくない。


よけいに自分が同じ人間だと思えない。


汚れきった自分。


悪魔のように冷たい心。





あたしってこんなに涙もろかったっけ?




どうしてこんなにあふれてくるの?







乃「ふ・・・
  く・・・・・ぅ・・・」

光「乃愛瑠、無理すんな。
  ひとりじゃないんだ。
  今はこんなにも乃愛瑠の仲間がいる。
  ひとりで抱え込む必要ない。

  乃愛瑠。」


< 225 / 321 >

この作品をシェア

pagetop