Everlasting true love♡♥Ⅱ
乃「お願い・・・
  離して・・・。」

光「乃愛瑠は悪魔なんかじゃねぇよ。
  誰だって自分が最優先。
  みんな生きることで必死なんだ。」

乃「あたし・は・・・・
  お父さんが死んでも、
  姉さんが死んでも
  泣いたのは一瞬だった。
  怖い。

  あたしは変なんだ・・・。
  心がない
  冷たい悪魔・・・・。」

光「そんなことねぇよ!
  乃愛瑠はいつだって俺達白夜を
  思ってくれていた。
  それは俺が一番よく知っている。

  心がなかったらな俺達を心配して
  泣いたりなんかしねぇよ。
  俺達に傷つけないように
  1人で解決しようとなんかしねぇ。
  本当の悪魔なら使える駒は使うだろ?
  乃愛瑠はそんな無責任なことしない。
  悪魔なんかじゃねぇんだよ。」



触れちゃダメ。
離せなくなる・・・


分かってても言うことをきいてくれないあたしの身体。


震える手で今も縋る場所を探してる。


その手にそっと光輝の手がそえられる。
そして手を引かれ抱き合う感じになった。


みんなが見てる。

壮太さんが怒っちゃう。

でも、でも、

おさえられない。

あふれだした思いはもう止められない。


乃「こぉきぃ・・・・
  ふぇ・・・
  ご・・きぃ・・・・・
  ざみじ・・・かっ・・・・」


泣いているためうまく声が出せない。
なんて言ってるのか分からない。

それでも光輝は必死に聞いてくれている。

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