Everlasting true love♡♥Ⅱ
乃「っ・・・」

光「大丈夫。」

光輝・・・


そうだ。ここまで来てしまったんだ。
逃げるなんてもうできない。


乃「壮太さん・・・
  あたし、やっぱりあなたとは
  一緒にいれない。
  みんなとじゃないとだめなの。
  みんなといたいの。」

壮「・・・」

黙って何も言う気配がない。
短い沈黙がとても長く感じられる。
微かに殺気が漂う中、みんなが壮太さんの様子を窺っている。
朝比奈の連中も命令を待っているのか、ただ恐怖から動けずにいるのか大人しい。

壮「・・・」

乃「っ!」

目が合った。
あたしに向けられた強い殺気。
光輝の服の裾を無意識につかんでいた。

光「・・・」

光輝は壮太さんの方を見ながらその手に優しく触れる。


静か・・・・・・


この沈黙を破るのは







壮「乃愛瑠・・・お前・・・・」





怒りに燃える壮太さん。
初めて見る、こんな壮太さんを。
あたしに本気で怒ることなんてなかったから。




怖い。




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