Everlasting true love♡♥Ⅱ
海「いよいよ始まるか?」

あたしの前に立ち壮太さんを見えなくする海斗。

こういう優しさに未だにドキッとしてしまう。

光「・・・。」

光輝といい、海斗といい・・・無意識の優しさが勘違いしてしまうから困るんだよね。
光輝の裾から手を離し海斗の隣に並ぶ。

海「!」

すきなんて見せてはだめ。
あたしは一之瀬組組長の娘。
怯むな!!
立ち向かえ!!

少し殺気をだして壮太さんと睨み合う。

壮「・・・・乃愛瑠・・・・



  はは
  冗談だろ?
  ふざけるのはいい加減にしなさい。
  今謝れば乃愛瑠は許してあげるから。
  さあ、おいで?」


これがきっと最後のチャンス。
でもね、仲間を捨てるなんてことあたしがするわけないでしょう?


乃「冗談なんかじゃない。
  あたしは本気です。」

壮「・・・・・そうか・・・・・・




  乃愛瑠、君は変わってしまったね。
  君を変えたのはそこのがきどもか?
  困るよ、本当。

  子供相手に大人げないかな?

  でも乃愛瑠が悪いんだよ?

  裏切るから。

  私以外の男なんかに魅せられて。

  変わってしまった君が悪いんだ。」

海「いい方向に変わったんだから
  別にいいじゃねえか。」

壮「いい方向?
  君たちと同じなんだぞ?

  乃愛瑠、君は彼らとは違う。
  どう変わっても君は逃れられない。
  君の中に流れる血が日向に行くことを
  許さない。
  どう変わっても無理なんだ。」

乃「・・・」




日向
日陰




あたしは変わった。
そうかもしれない。
でも、どう変わってもあたしの居場所はここ。
たとえこの問題が解決してもあたしは光のもとへはいけない。
組のみんなを捨てて自分だけ幸せなんてなれない。

確かにあたしはずっとここにいる。
これから先何があってもずっと、ずっと。



でも、それがみんなと一緒にいるのが無理っていう理由にはならない。
怖がられてさけられたら・・・無理だけど。


こうしてここまで来てくれたんだ。


信じても・・・いい。よね?




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