恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》
vol.7
ひとときの幸せ
●●●●●●
翌日。
終業式だというのに、私は学校を休んだ。
確かに打ち身は酷かったけど、一学期最後の日だから行こうとした私に先輩が、
「ダメだ。こんな身体で学校まで歩けないだろ。終業式だぞ。長時間立ってられないだろ。それに傷が目立つ」
はい、と言うしかなかった。
「飯は俺が作ってやるし勉強もみてやるから」
って、真剣な顔して先輩が言うから。
それに、休むのも悪くないと思い直したんだ、私。
だってまだ……絵画コンクールを諦めきれなかったから。
先生に聞くと、本当は締め切りの一週間前に出品作品を教室に保管し、後日纏めてギャラリーに運ぶ予定だったらしい。
でも私が理由を話すと、締め切りギリギリまで待ってあげるから頑張りなさいと言ってくれた。
翌日。
終業式だというのに、私は学校を休んだ。
確かに打ち身は酷かったけど、一学期最後の日だから行こうとした私に先輩が、
「ダメだ。こんな身体で学校まで歩けないだろ。終業式だぞ。長時間立ってられないだろ。それに傷が目立つ」
はい、と言うしかなかった。
「飯は俺が作ってやるし勉強もみてやるから」
って、真剣な顔して先輩が言うから。
それに、休むのも悪くないと思い直したんだ、私。
だってまだ……絵画コンクールを諦めきれなかったから。
先生に聞くと、本当は締め切りの一週間前に出品作品を教室に保管し、後日纏めてギャラリーに運ぶ予定だったらしい。
でも私が理由を話すと、締め切りギリギリまで待ってあげるから頑張りなさいと言ってくれた。