恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》
「デートの事なんだけど、どこ行きたい?」
ドキンと胸が鳴って、私は旬を見上げた。
旬は……どうして私をデートに誘ったんだろう。
私が好き……とか?
いやあ……それはないだろうなぁ……もしかしたら、ただ遊びに行くのを冗談めかして『デート』って表現したただけかも。
聞きたいけど、何だか怖い。
「瀬里?」
「あ、ごめん。うーんと、遊園地とかどうかな。あ、水族館もいいな」
「じゃあ、取り敢えず先に遊園地に行くか」
取り敢えず先に?
先にって事は……。
旬が悪戯っぽい眼差しで私を見つめた。
「で、次のデートで水族館」
フワリと胸が浮くような感覚。
「う……うんっ」
このときの私は、向けられた旬の笑顔が嬉しくて、胸がいっぱいだった。
ドキンと胸が鳴って、私は旬を見上げた。
旬は……どうして私をデートに誘ったんだろう。
私が好き……とか?
いやあ……それはないだろうなぁ……もしかしたら、ただ遊びに行くのを冗談めかして『デート』って表現したただけかも。
聞きたいけど、何だか怖い。
「瀬里?」
「あ、ごめん。うーんと、遊園地とかどうかな。あ、水族館もいいな」
「じゃあ、取り敢えず先に遊園地に行くか」
取り敢えず先に?
先にって事は……。
旬が悪戯っぽい眼差しで私を見つめた。
「で、次のデートで水族館」
フワリと胸が浮くような感覚。
「う……うんっ」
このときの私は、向けられた旬の笑顔が嬉しくて、胸がいっぱいだった。