恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》
vol.3

勘違いの痛み

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翌日。

雪野先輩と登校時間が被らないように学校へ行くと、丁度席についた時に旬からラインが入った。

『話があるんだ。食堂の北側で待ってるから、放課後来て』

『分かった』

……訊かれる事は分かってる。

絶対昨日の事だ。

私は、放課後になるとすぐに教室を出て、食堂を目指した。

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放課後。

旬はまだ来ていなかったから、私は食堂の中の自販機で大好きなグレープ100パージュースを買った。
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