あなたがくれたもの
「…てっちゃん……」
『…陽菜、ごめん。俺のせいだ』
「どう言うこと?…てっちゃん、おじちゃんも家も教えてないじゃん…」
『七海ちゃんに家の場所聞いた。おじいさんに陽菜との付き合い認めて貰うために行ったんだ…』
「何があったの?」
おじちゃんと照彦に何があったか知りたくて、言葉に出ていた。
『今までのことと離婚したことを話していたら、言い合いになって、おじいさん胸を押さえて倒れたんだ…。俺のせいだ…おじいさんに何かあったら…』