私の幼なじみは少し変わっている。
『えっと、たしか、
今日は現代文と、数学だったかな?』
ん!
数学返ってきたって!
『私今回のテスト、数学満点だったんだよ!
すごくない!』
我ながらこれはすごいと思っていた。
『おぉ、たしかにすげぇ、』
『でしょ!』
普段、良太に褒められることなんてないから
素直にうれしかった。
『で、良太は?』
『あー。実は
俺も満点だった。』
『えーーーー。
そうだったのー。
大喜びしてた自分が馬鹿みたいじゃんかー。』
『それはいえてる。』
なっ、なっ?!
いや、普通喜んじゃいますよ。
テストで満点とれてそれゆえ
良太に褒めてもらえるなんて、
『嬉しいに決まってんじゃん、』
と良太が言った。
『えっ?』
『いや、今の心の声を言っだけ。』
『なんで、わかったの!
逆に怖いんだけど。』
といって、その後2人で笑いあいながら
帰った。