御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
「ふっ、ふざけないでください……っ!」
(やっぱり滉一君とのこと、見られてたんだ……! 見たから、こんなことするんだ!)
ポーカーフェイスに見せて、時折砕けたことをする、雪成最大の悪ふざけだと思った。
だが雪成はいたって真面目な表情で、美月を怖いくらい真剣に、見据える。
「ふざけてない、真面目にやってる」
そして雪成の手が、美月の後頭部と腰に回る。
強い力で引き寄せられて、覆い被さるように口付けられた。
二度目のキスはあまりにも強引だった。
すぐに舌が口の中にねじ込まれて、美月を煽り、なぶる。味わうように舌をすすられ、美月は声も出せなくなる。
雪成の手が腰を撫で、お尻から太ももを撫でながら、下がっていく。