御曹司による贅沢な溺愛~純真秘書の正しい可愛がり方~
一つになると、まるで対で作ったかのように、ぴったりな気がした。
美月は滉一一人としか経験がないのだが、恋愛期間がまるでない男とでもこんな風に気持ちよく抱き合えるのかと、自分に驚いていた。
「……本当お前、可愛い声出すな……」
雪成は顔を寄せてきた美月のこめかみにキスを落とし、それから額にも口付ける。
「や、っ……」
抑えようとしても抑えられない。
やがて我慢できなくなった美月の小さな悲鳴は雪成のキスに封じられ、それから雪成も全てを吐き出し、美月をきつく抱きしめた。
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