キミが世界で一番嫌い?!
「あー、工藤、それと須佐、帰る前にちょっと・・・」
「え」
「は?」
終業式も終わり、変える手前、呼び出されたのは私に須佐、と言うなんとも珍しい組み合わせ。
須佐を取り巻いていた女子たちの視線が、痛い。
安心しろ。何もないから・・・
――相談室。
私には、殆ど縁のないところ。
須佐はしょっちゅう見たいだけど・・・。
「私たち、何かした?」
「っつーか、喋ることも少ないだろ」
そりゃ、そうだけどさ。
取り巻きの女の子たちが怖くて、私は到底近づけない。
と、そこへ学年主任の先生が入ってくる。
「工藤、須佐。」
先生は、私と須佐の顔を順番に見――最後に、須佐のことを「大丈夫なのか・・・?」とでも言いたそうな目をしてみた後、口を開いた。
「今年の全国学力コンクール、うちの学校の3学年代表は、お前らに決まった。」
「へ?」
「はぁっ?」
須佐は、私以上に予想外だったそうで。
だって、須佐は常に学年1位を維持しているけど、学コンには私が出ていたから・・・。
「え」
「は?」
終業式も終わり、変える手前、呼び出されたのは私に須佐、と言うなんとも珍しい組み合わせ。
須佐を取り巻いていた女子たちの視線が、痛い。
安心しろ。何もないから・・・
――相談室。
私には、殆ど縁のないところ。
須佐はしょっちゅう見たいだけど・・・。
「私たち、何かした?」
「っつーか、喋ることも少ないだろ」
そりゃ、そうだけどさ。
取り巻きの女の子たちが怖くて、私は到底近づけない。
と、そこへ学年主任の先生が入ってくる。
「工藤、須佐。」
先生は、私と須佐の顔を順番に見――最後に、須佐のことを「大丈夫なのか・・・?」とでも言いたそうな目をしてみた後、口を開いた。
「今年の全国学力コンクール、うちの学校の3学年代表は、お前らに決まった。」
「へ?」
「はぁっ?」
須佐は、私以上に予想外だったそうで。
だって、須佐は常に学年1位を維持しているけど、学コンには私が出ていたから・・・。