ラブジャンプ!
えぇっ?!マジで?!
すぐにその機会はやってきた。
土曜の夕方
晩御飯の支度をしようとキッチンの冷蔵庫を開け、食材を探していたところへ…
「桃子! 恭介! なんかヘン!!」
スマホを持ってキッチンへ駆け込んできた。
「杏? なに慌ててんの?」
「スマホ!! これ見て!」
杏が、桜木くんとのラインの画面を私に見せた。
え…
画面には、
”くるしい”の文字と
うつ伏せ姿の桜木くんであろう?人物の写真が…。
自撮りをしたのだろうか、上半身部分だけが写っている…。
「ちょっと… コレ…ヤバくね?」
杏と二人、血の気が引きそうな顔を見合わせた…。
「杏、行くよ!」
叔父さんから、叔母さんがやっていた管理を頼まれていたから、マスターキーを預かっていた。
それを寝室のチェストの引き出しから取り、杏と桜木くんの部屋へ向かった。