少女と彼らの秘密事項

――――――その時。

暁高のひとりの男の視線が
私へと移る。

「...!!!」

に、逃げなきゃ...!!!

「おらぁぁぁーー!!」

また殴り合いが始まったのと同時に
私は走り出した。



どうしよう。怖い..!!でも、あの1人じゃ
負けちゃうんじゃ....


走りながら振り返ると既に1対1になっていて
私は少しほっとした。

あの人、すごくケンカ強いんだな....

そう思ったとき相手からの拳を
避けた男のフードが、パサッと取れた。

―――――――――え?

見間違い....じゃないよね?
< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop