番外編 『N』ー甘味で候うー
郷太はぐっと席から立ち上がるとそのまま入り口のほうへ向き直った。
「別に!」
「帰るんですか?四ツ谷に連絡しましたが、寄るのは遅くなるそうですよ。」
「僕も仕事の途中だから。またね〜。」
カラン、コロン、、
「私、何か彼の気に触ること言いましたか?」
「そんなことないですよ。
きっと、ケーキがひとつじゃ足りなかったんですよ。」
「六車の分、分けてあげてもよかったんじゃないですか?甘いもの、好きじゃなかったなら。」
「あ、いつの間に。食べちゃってましたね。ふふ。」
「別に!」
「帰るんですか?四ツ谷に連絡しましたが、寄るのは遅くなるそうですよ。」
「僕も仕事の途中だから。またね〜。」
カラン、コロン、、
「私、何か彼の気に触ること言いましたか?」
「そんなことないですよ。
きっと、ケーキがひとつじゃ足りなかったんですよ。」
「六車の分、分けてあげてもよかったんじゃないですか?甘いもの、好きじゃなかったなら。」
「あ、いつの間に。食べちゃってましたね。ふふ。」