番外編 『N』ー甘味で候うー
「だって、探してもどこにいるのかわからなかったし、、
これでも気にして、小さい声で呼んだんだよ。」
希代香は俺の隠れている木立の前でそう言った。敢えてこちらに背を向けたままにしているらしかった。
そんなこと、今更なのだが。。
「何だ。」
俺は周囲にかなり気を配りつつ、彼女の言葉を待った。
「今朝ケーキ焼いたんだけどね、それで今お店に届けて来たんだけど、次郎の分も入ってるから、よかったら食べて欲しくて。
あ、もしかして、郷太から聞いてたりしたかな?」
「おまえ、、そんなことで呼んだのか…」
これでも気にして、小さい声で呼んだんだよ。」
希代香は俺の隠れている木立の前でそう言った。敢えてこちらに背を向けたままにしているらしかった。
そんなこと、今更なのだが。。
「何だ。」
俺は周囲にかなり気を配りつつ、彼女の言葉を待った。
「今朝ケーキ焼いたんだけどね、それで今お店に届けて来たんだけど、次郎の分も入ってるから、よかったら食べて欲しくて。
あ、もしかして、郷太から聞いてたりしたかな?」
「おまえ、、そんなことで呼んだのか…」