番外編 『N』ー甘味で候うー
8.赤い箱
門扉のところ、あたしたちはどうにか陰になるところに姿を隠したままだった。
「状況把握ができていない、狙われてる自覚が全くない、忍者の忍の字も身についてない、
それから、俺を投げ飛ばしたのもまぐれだったに違いない奴。
次郎がそう言ってたぞ。」
後ろから一花の声が、ぐさぐさぐさぁーっと胸に突き刺した。
『あ、、あたし、そんなにひどい、、?』
「次郎がそこまで言うことは普段ないんだが、
お前、何したんだ?」
いくつものダメージを一気に受け、倒れそうになる自分を何とか支えた。
「顔色がよくないな。大丈夫か?」
『ぇ、、今更そんな、、』
それでも小さく頷いてみせた。
「あたし、ただケーキを、、」
「状況把握ができていない、狙われてる自覚が全くない、忍者の忍の字も身についてない、
それから、俺を投げ飛ばしたのもまぐれだったに違いない奴。
次郎がそう言ってたぞ。」
後ろから一花の声が、ぐさぐさぐさぁーっと胸に突き刺した。
『あ、、あたし、そんなにひどい、、?』
「次郎がそこまで言うことは普段ないんだが、
お前、何したんだ?」
いくつものダメージを一気に受け、倒れそうになる自分を何とか支えた。
「顔色がよくないな。大丈夫か?」
『ぇ、、今更そんな、、』
それでも小さく頷いてみせた。
「あたし、ただケーキを、、」