番外編 『N』ー甘味で候うー
12.ケーキのお味は
ぶんぶんぶんっ
あたしは慌てて首を左右に振った。
一花の逞しそうな腕は既に鎮痛剤の箱を掴んでいて、それを見たら急にログハウスでのキ、、
いやいや、助けられたことを思い出して一気に体温が上がってきた。
なのに、そんなこととは知らないで目の前の一花は「お前も風邪か?」なんて、のんびりと、、
「あ、そうだ!これねーーー」
あたしはケーキを詰めた赤い小さな箱を一花の方に寄せた。
あたしは慌てて首を左右に振った。
一花の逞しそうな腕は既に鎮痛剤の箱を掴んでいて、それを見たら急にログハウスでのキ、、
いやいや、助けられたことを思い出して一気に体温が上がってきた。
なのに、そんなこととは知らないで目の前の一花は「お前も風邪か?」なんて、のんびりと、、
「あ、そうだ!これねーーー」
あたしはケーキを詰めた赤い小さな箱を一花の方に寄せた。