空の青はどこまでも蒼く
昼休憩、有希に連絡し、屋上へと呼び出した。
「何?どうしたの?亜美からお呼びが掛かるだなんて珍しいね。」
「あのさ、山野君のことなんだけど。」
「お!どうした、どうした?社内切ってのイケメンボーイに一目惚れかぁ?」
「茶化さないでよ。」
底抜けに明るい有希にいつも救われる。
一昨日、振られ、昨日、社内イチのイケメンに声を掛けられ、人生こんなにも急に展開するものなのか?と、頭を抱えていた私が、一気に吹っ飛んだ気がした。
「彼、経歴は?ところで、何歳?」
「さぁ~、どこの大学出てるとかよく知らないの。彼、あんまり自分のこと話さないからさ。ま、そこがまたミステリアスで良いんだけどねぇ。」
「わかった、わかった。歳くらいわかるでしょ?」
「24歳だったと思う。」
24ってことは入社2年目。
4つも下なの?
まぁ、若いとは思ったけど。
「それで?」
「ん?」
「それで、何でそんなこと聞くのよ?何かあるんでしょ?」
有希は肩を擦り寄せ、口角の端を上げ、興味津々で聞いてきた。
「今朝、エレベーターで一緒になった。」
「で?」
「で・・・・」
「何よ?そんなに勿体振るようなこと?」
有希だってタダで情報を教えてくれるはずもない。
ここは観念して話さなきゃならないか。
「何?どうしたの?亜美からお呼びが掛かるだなんて珍しいね。」
「あのさ、山野君のことなんだけど。」
「お!どうした、どうした?社内切ってのイケメンボーイに一目惚れかぁ?」
「茶化さないでよ。」
底抜けに明るい有希にいつも救われる。
一昨日、振られ、昨日、社内イチのイケメンに声を掛けられ、人生こんなにも急に展開するものなのか?と、頭を抱えていた私が、一気に吹っ飛んだ気がした。
「彼、経歴は?ところで、何歳?」
「さぁ~、どこの大学出てるとかよく知らないの。彼、あんまり自分のこと話さないからさ。ま、そこがまたミステリアスで良いんだけどねぇ。」
「わかった、わかった。歳くらいわかるでしょ?」
「24歳だったと思う。」
24ってことは入社2年目。
4つも下なの?
まぁ、若いとは思ったけど。
「それで?」
「ん?」
「それで、何でそんなこと聞くのよ?何かあるんでしょ?」
有希は肩を擦り寄せ、口角の端を上げ、興味津々で聞いてきた。
「今朝、エレベーターで一緒になった。」
「で?」
「で・・・・」
「何よ?そんなに勿体振るようなこと?」
有希だってタダで情報を教えてくれるはずもない。
ここは観念して話さなきゃならないか。