蘭桜~永遠の信じ方~
私はお兄ちゃんと
朝ごはんを食べ
制服に着替えた。
『来菜。かわいい。』
お兄ちゃんは、いつも褒めてくれる。
だけど私は可愛くなんかない。
ただの悪魔なのだから。
今日は、やけに悲しくなるな。
ううん。笑顔でいなきゃ!
そう考えながらお兄ちゃんの車に乗り込む。
『いいか?来菜。』
『なぁに?お兄ちゃん?』
『変な男に近寄られたらすぐ俺に
電話しろ。』
『大丈夫だよ!そんな事はおきない!』
『お前なぁ。』
『まぁ、何かあればすぐ電話するよ!』
『約束だからな?おっ。ついたぞ!』