蘭桜~永遠の信じ方~
再会
来菜side
お兄ちゃんと別れて
ただ今、クラスに向かっています。
私は引っ越してきて
こっちに友達はいない。
不安だけが募っていたがいつの間にか
クラスの前に着いていた。
1-C。
これが、私のクラスだ。
ふー。よしっ!
そう意気込みドアを開ける。
ガラガラ。
クラスに居た皆がこちらを見る。
うん。お兄ちゃんのせいだよね。
どぉしよう。
そう思いながら自分の席に向かう。
すると、いきなり腕を掴まれた。
『来菜?』
『え?』
そこに居たのは幼なじみの
川谷 明奈[かわたに あきな]がいた。
『やっぱり、来菜だ!』
明奈とは、幼稚園から中二まで同じで
私が引っ越して離れてしまっていた。
『あ、きな?』
『そぉよ?』
『あきなぁーーーー』
私は久しぶりの再会で
涙してしまったのだ。