蘭桜~永遠の信じ方~
ハハっ。
俺はいらねぇー子なのかよ。
そう、自暴自棄になり始めた時
リビングに1人の子が入ってきた。
『お母さん?お父さん?お兄ちゃん?
喧嘩してるの?』
まだ、眠いだろうに。
目を擦りながら俺らに問いかける。
『来菜。』
『いいえ。喧嘩なんてしてないわ!
ねぇ?2人とも?』
母親は、笑顔で俺らに問いかけた
『あぁ。ごめんな?来菜。起こして』
親父が謝る。
『そっか♪良かった!』
来菜は、安心したのか幸せそうに笑った。
この笑顔を失いたくない。
俺がこの笑顔を守る。
そう決めたんだ。
『来菜。まだ寝とけ』
俺は来菜に部屋に行くよう伝えた。
『うん♪おやすみなさい!』
『あぁ。』
『おやすみ。来菜』
『ゆっくり休め。』
それを聞き終えると
来菜は、階段を登り部屋に入って行った。