僕の居場所。
近くの住人のほとんどが集まっていて

その人達が見ている方では

一つの家の並びが炎に包まれていた。
…私の家を含めて。

信じたくないのに、この臭いと熱さが
現実だと嘲笑う。

「さっちゃん!!大丈夫か?!」

人混みを分けて、なっちゃんが
駆け寄ってくる。

「私の家…中には、母さんと友樹…父さんも。
なんで、、なんで…。」

途端に、足の力が抜けて
倒れ込む私を
なっちゃんが支えてくれた。
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