初愛むすび



あたしは、祐と七美がうまく行きますように。って、目を閉じた。




「慎」



その最中、目の前に…


「ゆ、祐!!
あ。どーなったの?…って、あれ…? 七美は?」



ひとり?



「…ことわった」



え?



「なんでっ? 祐、七美のことすきなんじゃないの?」




「…すきじゃねーよッ ばか」



その言葉に、驚きはもちろん…少し悲しみが混じった残酷な心がついた。





「七美は? ね、七…」



「知らね。勝手に泣きながら右に走って行ったから。」




…右館…。


3年校舎だ…!
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