初愛むすび




「あーいかわらず、沖田とラブラブ♪でしたな〜」


陸上所属のあたしと祐。



マネージャーの七美は空を見つめて笑う。



「もー やめてよ!!あたしは進也とか…」



「オレは、…進也って…慎のこと好きだ…と思う」



「え? っていうか、真剣すぎるよ、祐。」



あたしは、祐は暑さにやられた?
大丈夫かー?っと、冷えた保冷を祐に渡す。




「……ベツに? ほら、体操早くするぞ」



水の入ったペットボトルを口につくづ、飲まずにベンチに置き去る。




「え、あ…ちょ、」


あたしも後に続いてペットボトルを置き、体操を始める。
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