さよならのかわりに…
掃除
「ほっしーほっしー♪」
ほっしーもう来てるかなぁ。
それともまだ教室かなぁ。
とりあえず今日も突進だぁ!
なんて考えていると、
「本当、ほっしーのこと好きだよね。」
って愛里に言われた。
「好きだよ!
だって、ほっしーおもしろいもん!」
とは言ってても、友達としてだけどね。
別に恋愛として好きなわけじゃない。
だってかっこよくないし、ちょっと太ってるもん。
「物好きだよね~」
そう言って、愛里は溜息をついた。
「いや、友達だから!
恋愛じゃないからやめて!」
なんて言いながら、最近は少しだけドキッすることがあったり…。
これはまだ内緒。
「2人いつも一緒でラブラブだし、お似合いだと思うけどね~。
かっこよくはないけど笑」
って愛里は笑いながら言う。
それに対しては私も笑ってしまう。
だって本当にかっこよくないから。
「愛里、それは言っちゃダメだよ笑
それに、別に面白いから突進したり、話してるだけだから!」
面白くて突進してるだけ。
話が楽しいから話してるだけ。
そう。ただの友達。
なんて、こんな話をしてる間に掃除場所の体育館に着いた。