【続】期間限定ダーリン
「う゛っ・・・そこは触れないでくださいぃい!!本気で泣きそうなんです。」


あたしは机に顔を伏せた。



確かに、彼氏の誕生日に居残りを受けているあたしは彼女失格だし、しかも、サプライズさえ瑠奈にまかせっきりだし。



ほんと、泣きたい・・・。



「そんなんじゃ、あたしが退いた意味ないじゃん・・・。」


「え??」



初めて聞いた、桜さんの弱い声。あたしは驚いて、顔をあげた。
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