【続】期間限定ダーリン
いつの間にかメガネをはずしていた慶吾さん。コンタクトに変えたのかな?

レンズ越しに見ていたあの茶色い瞳が、今のあたしにはまっすぐに入ってくる。


全てを見透かされているようで、少しだけ怖い・・・。



ちょっとしたことでドキドキしてしまうあたしのこの心臓や、どんどん慶吾さんに惹かれていっているこの気持ちがもうバレてしまっているんじゃないかって――。



とく、とく、とく――。


透明なグラスの中に、きれいなオレンジのジュースが流れていく。

暖かい陽だまりのような色はあたしと慶吾さんを映してるようにも見えた。
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