【続】期間限定ダーリン
あまりにも熱いキスをしているから、見ているこっちのほうが恥ずかしくなっちゃってあたしはすぐに部屋に戻った。


だって、まさかね・・・。

来てすぐにそういうことしてるとは思わなかったんだもん!!



扉を開けると聞こえてきたのが、しっとりとささやくように歌う、慶吾さんのバラード・・・。


あまりにも熱唱しているのかわからないけど、あたしが部屋に戻ってきたことにさえ気付いていない様子だった。



――すれ違うと肩に触れる 
    あなたの風が心地よかった
  すれ違うたびに肩にかかる
    あなたの香りが好きだった


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